【ドラム初心者向け】第1回 スマホがあるなら1000円でオーケー! カンタンなドラムのはじめかた!
「クリヤマさんっていくつからドラムはじめたんですか?」
「えーと、はじめたっていうか初めて実物をスティックでぶっ叩いたのが14歳のころだから……」
と、そこまで答えてハッとしました。
尋ねられてほとんど初めて意識したんですが、気づけば10ン年、ブランクとかは多少あったものの俺はドラムを続けているんです。
基本的に飽きっぽい自分がそんなに継続できるなんて改めてドラムってすげー楽器だなって思いました。
また、一方で思う訳です。
〝楽しさ〟を享受した者はその〝楽しさ〟を他の人にも共有した方がいいのでは?
自分が選曲が良いDJをリスペクトする理由は、「その人が得た感動を客観視して選択し、場の空気に合わせて共有するところ」にあると考えています。
関連して、楽器を続け感動を得た人間が共有できるものは、その経験から得たからできるトレーニング方法のアウトプット、でもあるのではないかと。
思えば、故郷にいたころは情報がないに等しく、そもそも何から始めたらいいか分かりませんでした。
練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2010年6月11日
ダルビッシュ有さんのこの発言はホントで、おれ無駄な努力もたくさんしてきたな〜と思うときもあります。
むろんそうした試行錯誤も自分の糧になっているとは信じたいですが、これから始めようという方にはなるべく障壁を少なくしていただきたいのです。
なぜならばやらなくていいところはショートカットしてラクした方がぜったい楽しいから。
めんどいことはしなくてもよいのです。
ってな訳で自分自身の復習も兼ねて、初心者のころに欲しかったなぁ〜って思う情報を棚卸ししていきたいと思います。
当エントリではドラムを始めたい、始めようと思っている方がまずやるべきな物事を記述していきます。
あなたが好きな曲、たたけてみたらちょっと良くないですか?
タイトルどおり、今はカンタンにはじめられる時代です。
きがるな気持ちでやってみましょう〜。
スティックを買いましょう( ´ ▽ ` )
結論からいうとコレ買ってみてください。
あらゆる意味でスタンダードなモデルなので、こちらのスティックを基準にすると、ほかのスティックとの差異が見えやすくなります。
製品仕様として、14.5 x398mmと、手のひらの小さなかたや女性のかたにはちょっと太めかもしれません。そう感じたかたは下のモデルをおすすめします。
こちらの製品仕様は13 x 393mm。
筆者の知人女性ドラマーですとVIVIAN BOYSのnao naoさんが主に使用されているようです。
彼女のファンのかたでしたら、こちらを使ってみるのも良いかもしれません。
※「好きなドラマーのシグネチャーモデルだから」という理由でスティックを選ぶと、人はそれぞれ合う感触が異なるので違和感をおぼえる場合があります。注意!
上記で紹介したスティックの素材はいずれもヒッコリー材です。
スティックはおおまかにわけて、使用木材の種類でヒッコリー材、オーク材、メイプル材の3種類があります。
現在の時点では音色、重さ、折れやすさなどが異なるものだという概念でとらえてもらえるとよいでしょう。
スティックはまた一本一本が異なり奥が深い世界なんです……! ので別エントリにします。そちら掲載時もよろしくおねがいしますm(._.)m
スマホにメトロノームアプリを入れましょう
現段階ではあまり必要ないかもしれませんが、下準備として「こうしたものがあるのだな」という認識があった方がいいと思います。
ドラマーのみならず、楽器をする人はメトロノーム(a.k.a.クリック)を練習で使っています。
メトロノームとは一定のテンポを示してくれる道具です。
例えばあなたがカラオケで歌をうたっているとき、歌いやすいのはテンポが一定だからです。
でも楽器は人が演奏するものですから、集中しないと崩れてしまう。リズムをキープする力を身につけ、そうした危険性を避けるために練習で用いるものです。
さて小難しいのはあとにして、どんなもんか実際にメトロノームアプリをインストールしてみましょう。
iOSの方はこちらがおすすめです。
擬似的に実物のような操作感がありますし、直感的に理解が容易です。いろいろ触ってみてください。
さいしょは無料版がおすすめです。
ちなみに筆者はこちらの有料版を愛用しています。
メトロノームにはたくさん種類がありますし、高級品もあります。
でもはじめはいいんです。平松伸二先生ライクに「細けえことはいいんだよ」でいきましょう。
細かいことはあとでいいんです。タダならそれでいきましょう。
好きな音楽をかけてプリミティブにポコポコやりましょう🥁✨
さて、準備はかんりょうです。
では、クッションとか枕とか柔らかいものを力まず、原始的=プリミティブな心持ちでポコポコたたいてみてください。
力んだり、日ごろの鬱憤をぶつけたりとか、そういうストレス発散にはならないように気をつけて!😓
はちゃめちゃでいいです。
ポコポコ叩いてみて、「あ、ちょっとおもしろいかもー」とか思ったらあなたはドラマーとして向いている、って面もあるじゃないかなと。
私見ではそう思います。
あいみょんでも米津玄師でもなんでもオーケーです。
あなたの好きな曲をかけて、合わせてテキトーに叩いてみてください。
現代のテクノロジーの発達による弊害は多々ありますが、少なくとも「何かを始める」のは昔よりもハードルが下がった時代だと思います。
上手にやろうとしなくていいんです。
なにごとも重圧におもわず、興味を感じたら気軽にやってみましょう!
だいじなの言いますが、はじめるのに年齢なんて関係ありません。ムリしない程度にたのしみましょう。
少なくともドラムは、長年接してきた俺にとってもまだ全然飽きが来ない、めっさ面白い楽器です。
人生、息抜きと娯楽は必要です。1000円くらいあればはじめられる、レジャー感覚としておきがるチャレンジするのもいいかもですよ。
具体的な練習方法は次回をお楽しみに!
来週もあらためて公開しまーす!( ´ ▽ ` )