【銭湯・サウナ・温泉】まだ間に合う。さくらの季節に行きたい「桜館」(大田区・池上)
クリヤマ(@kuriyama1youth)です、どうもこんにちは。体験する前から「これもう絶対さいこうじゃん!」ってのありますよね。
今回そういうやつです。当日夜遅くにバンド練習があったのですが、「仕事終わりの合間に行ける!」と考えつくと同時に実行しておりました。
今回は2019/4/5(金)夜入店@桜館(大田区・池上)です。
CONTENTS
- 桜の季節が終わる前に「桜館」へと
- 「さくら色」の華やかなカランと種類豊富な浴槽
- 「純養褐層泉(黒湯)」から見上げると桜が!
- チラー(冷却装置)の水風呂はキンキン
- フィンランド式サウナで広々とテレビが楽しめる
- 春以外の季節もきっと素晴らしい場所!
- 銭湯概要
- 関連エントリ
- おまけ 池上駅周辺のお写真
桜の季節が終わる前に「桜館」へと
東京メトロ丸ノ内線「池上」駅下車、南へまっすぐいって徒歩7分程度を右に曲がると、冒頭のお写真の夜桜に圧倒されました。
風格が漂うその佇まいにまず感嘆し、何枚も写真を撮りました。
旅館風の正面玄関前、下駄箱で履物を脱ごうと下に目をやると、桜の花びらが。散り際の季節ならではの絨毯です。
店内へ。桜館さんは券売機方式なのですが、大人のサウナ利用で560円、貸しバスタオル込みと格安料金でまた驚きます。
東京都の公衆浴場料金は460円ですので、100円のみでサウナを使用できるということです。この時点で、大田区に住んでる人は恵まれていると思っていいと思いました。筆者はまだ未踏の地ですが、「蒲田浴場」さんも区内ですし……! いずれ行きたいものです。
浴場は「壱の湯」「弐の湯」と2種類あり、半月ごとで男湯と女湯が入れ替わるそうです。
前者は「洞窟」をイメージした脱衣所から1階「岩場」→2階「海中」→3階「浜辺」→屋上「空」と湯巡りする構成としており、後者は「木」と「明るさ」を前面にしているそうです。
当日は弐の湯への入湯となりました。
脱衣所もフットサルができそうなほど広々としており、脱水症状を防ぐ冷水機もあり。
ロッカーはすべて縦長でハンガーあり、スーツの利用者なども気軽に立ち寄れる新しいタイプになっていました。
「さくら色」の華やかなカランと種類豊富な浴槽
浴室内の照明も球形が多く、みるものに柔らかな印象を与えます。
中央のカランの前は正円の鏡が配置されておりまして、背景は紫がかった桃色。イコール「さくら色」でした。
貝殻模様のいすと洗面器が用意されており、いすは腰が悪い人用に高めのと2種類が用意されています。
今回俺が入湯したとき、湯温計は36℃を示しています。
ただ基本的にはバイブラ(気泡)が効いており、体感では家風呂のそれよりだいぶ温かく感じます。
種類もジェット風呂、電気風呂、ヒートポンプ式と豊富で、こちらだけでも満足できる内容です。
「純養褐層泉(黒湯)」から見上げると桜が!
売りの純養褐層泉(黒湯)の部屋に入ると、天井が高く設計されています。
壁にかけられた説明文によると純養褐層泉とは、古代の草木が地中深くで腐食し、沈殿して蓄積してできた温泉だそうです。
こちらは屋根が高く設計されていて、解放感があります。
湯をかき分けて、いちばん奥で一息つきます。見上げると、建物入り口でもみえた夜桜を綺麗に眺めることができます。
この時間のためだけに池上に来てもいい、と言えるでしょう。
チラー(冷却装置)の水風呂はキンキン
桜館さんの水風呂はチラー(冷却装置)付きで、この日は10℃。
えらくキンキンな温度です。高低差あると整いやすいという視点もあるのですが、自分にはキツ目でした。
ですがそんな利用者にも優しく、岩でできた浴槽ふちに段差があり、そこで座って下半身のみを浴槽に入れられます。
先日のトークライブで桜館さんは「足首を攻める水風呂」と呼ばれていましたが納得、横長で階段状となっておりまして、徐々に深くなっていく構造です。
奥に外気浴用の白い1人がけベンチが2脚あり、そこで外気浴が楽しめるのだなと考えられている造りでした。
フィンランド式サウナで広々とテレビが楽しめる
サウナは湿度高めのフィンランド式で、温度計はこのとき94℃。
8分ほど座り、注意書き通りシャワーでまず洗い流すとさっぱりとした気分が味わえました。
10人以上は入れる広々としたつくりになっています。
サウナ室にはテレビがあり、そのときはまず普段みない「クレヨンしんちゃん」が流されていました。
ニュースにてしんのすけ役の声優である矢島晶子さんが2018年夏に降板したのは知っていましたが、それから視聴する機会がなく。はじめて小林由美子さんが演じるしんちゃんを観たのですが、違和感がなさすぎて驚きました。
国民的キャラクターの声を当てるというプレッシャーは想像を超えたものでしょう。小林さんの努力と技術を感じながらも、お話はいつもどおりしんのすけが大暴れするかたちでオチがつきました。
水戸黄門的というか、安定したストーリー構成に安心するのは目に見えないところでていねいな仕事がなされているからだなと。
それは桜館さんのスタッフさんの日々の営業努力もそうでしょうし、すべてのお仕事もそうだよなぁと考えさせられました。
普段とは違う物事に触れて考えられること、それもサウナの楽しみ方のひとつかなとおもいます。
春以外の季節もきっと素晴らしい場所!
交互浴の最後の締めは湯舟に、と、ジェット風呂につかっていると、
「もう桜も終わりだね」
という会話を耳にしました。
60代くらいの男性同士で、おそらく地元民のかたのお2人。桜館さんの常連さんなんでしょう。
自分のような一見さんではなく、春以外にも足を運ばれているはずです。
俺は桜が舞い散る良い季節に来たのかもしれません。
では他の季節はどうなのでしょうか。
夏は火照った体を冷却装置の効いた水風呂とでほぐしてくれるかもしれません。
寒い冬は温かい湯につかりながら、それこそ桜が咲くのを今か今かと待つことすら楽しみになるのだろうな、と想像できます。
秋は何をしても良い季節なはず。
ということはいつでも、桜館さんは良い空間、良いコミュニティを維持されている場所なのだろうなと思わされました。
今回は利用できませんでしたが、2階には飲食フロアもあるそう!
下駄箱には意見箱も設置されており、ユーザーへの傾聴への姿勢が真摯に感じられました。
どの季節に行っても良い銭湯さんだとおもうのですが、ほんとご都合よろしければ葉桜に変わる前の一両日中にでも行ってみてください〜。
ぜひとも( ´ ▽ ` )
銭湯概要
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住所: 大田区池上6-35-5
営業時間: 12時〜25時
定休日: 無休
料金:公衆浴場料金
大人 / 12 才以上 460円
中人 / 6才以上12才未満(小学生) 180円
小人 / 6才未満(未就学児) 80円
備考:東急池上線「池上」駅下車、徒歩7分
タトゥーがある利用者さんは開店より16時45分までの使用となります。
関連エントリ
おまけ 池上駅周辺のお写真