【銭湯・サウナ】「大黒湯」(渋谷区・代々木上原)まるで親戚の家に来たような、ゆるやかで和める異郷・お湯屋さん!
ヤン・クリヤマ(@kuriyama1youth)です。どうもこんにちは。昔から名前に「水」という文字が入る人によく縁があります。
良い人もいればメンドくさい人もあり。時は流れ後者の人たちとは距離を置いて平和にやっています。しかしまぁ「川」の小説を書き、「湯」に関するブログを書き、と、「水」という概念と縁が深いらしい人生を送っているなとしみじみ。とはいえ「水商売」とは縁がないので、それはお金を落とさなくてよかったなって思ってます。
あ、でも銭湯も「水」を扱う商売ですね。そして「非日常」を与えるサービス業であるのは間違いない訳で。
今回は良い意味で「非日常感が強い」と感じた場所「大黒湯」(渋谷区・代々木上原)さん入湯の感想をご紹介させていただきます!(2019/9/8夕方入店)
- 隣に潜む異郷(良い意味で、めっちゃいい意味で)「大黒湯」さん
- 脱衣所にも続くサイン、店主のセンスが光るインテリア
- 北欧風のモザイクタイル絵の浴場 浴槽への期待を感じさせる導線
- 赤と青のLEDが光る浴槽 ミストサウナ電気風呂に新感覚
- 休憩スペースが居心地良いかたち 浴場と別個のサウナ室
- 「いつのまにかこうなっちゃった」人間味を感じる銭湯さん
- 銭湯概要
- 【過去記事】近隣のおすすめ銭湯さん( ´ ▽ ` )
隣に潜む異郷(良い意味で、めっちゃいい意味で)「大黒湯」さん
小田急線「代々木上原」駅から徒歩3分と好立地の「大黒湯」さんは、テレビ東京のドラマ「昼のセント酒」にも登場されたことでも知られていますが、まずコインランドリースペースになっている入り口からスターの色紙がいっぱいで圧倒されます。
加山雄三さんやボクシングの具志堅用高さんなどなど……そしてアジアの妖精アグネス・チャンさんなど。チャンさん( ´ ▽ ` )
のっけからアジア風というか異界感ありますが、そこを通り抜けた入り口につくと男女別になっております。中で同じ受付で応対してもらえますので、こちらは番台式だったころの名残なのだなと思わされました。
ちゃんと受付時に備え付けのシャンプーやボディーソープはない旨を教えてくれるのも親切でありがたいなと。逆にお風呂セットを携帯していないかたは持参するかそこで購入するようにしてくださいね。
脱衣所にも続くサイン、店主のセンスが光るインテリア
脱衣所にも芸人の宮川大輔さん、バッドボーイズさん、そして勇者ヨシヒコシリーズのメレブ役でおなじみのムロツヨシさんのサインがあったのはすいません、筆者めっちゃくっちゃにテンションあがりました。
何もやる気が起きなくて寝るだけしかできない時期にアマプラビデオで寝っ転がって何も考えずにヨシヒコシリーズみてどんだけ救われたかって2018年の記憶が……泣。みなさん疲れているときはあまり重たい話のやつ観たり読まない方がいいですよ(北方謙三先生の太宰治は続けて2冊読むな理論)!
ほかにも居酒屋にありそうな「親父の小言」のほか、「歴代内閣総理大臣」「迎賓館」「相撲」などがモチーフの額装された各種の絵(富士山絵もあり)。
健康器具と同じ空間にある様子はなかなか良い感じに「他人のおうちに居させてもらっている」感覚を得られました。中野の「健康浴泉」さんと同じような空気感のデジャブを感じました……!
北欧風のモザイクタイル絵の浴場 浴槽への期待を感じさせる導線
さて浴場です。真正面に描かれているのは北欧風のモザイクタイル絵でした。
立ちシャワーは3基、そのどれもにシャワーカーテン。いい具合に外気が入るつくりとなっていました。
カランも鏡が広く作られており、空間を広く感じさせます。洗い場の上に手荷物が置けるスペースがあり、そちらも好印象ですね。
「低周波電気風呂」「ラジウム」「ラドン」など、壁にかかれた掲示物には期待をそそられました。
赤と青のLEDが光る浴槽 ミストサウナ電気風呂に新感覚
以下、体感の温度も含め気温・湯温を記していきます。そのときの記憶ですのでご容赦を!
赤いLEDが煌々と輝く3〜4つほどジェット風呂は体感で44℃でこちらがメイン浴槽のよう。
水風呂は24℃、青緑色のLED光とチョロチョロ流れる一筋の水滝がつくられてるのが印象的。お子さんが楽しんでいるのをみて、家族づれとかもいい感じだなーとなりました。
独特だなーと感じたのが、おそらくは後で仕切られたのだろうミストサウナ室。そこは深風呂で強いバイブラがあり、その水蒸気によって結果としてミストサウナとなっております。こちらは適温の42℃のようす。そして電気風呂も装備されていたので、バイブラ・電気風呂・ミストサウナを一緒に体感しました。こちらは代々木上原大黒湯さん独特だなぁと。新感覚の気持ち良さを感じました。
休憩スペースが居心地良いかたち 浴場と別個のサウナ室
さて、大黒湯さんのサウナ室ですが浴場とは直結せず、脱衣所を挟んで別個にあります。
じぶんが入った時は約80℃。縦に広めで、10~12人は収容できる大きさだと感じました。対流式のストーンが印象的です。サウナ室の入り口には水風呂がバイブラありとなしの素の水風呂と2種類ありまして、こちらは22℃と浴場より低め設定。
そのあとの休憩スペースが、さきほどの脱衣所と直結していて広々とゆっくり居心地の良さ。まるで親戚のうちに来たように力が抜けていきます。そういうのとてもよいですね( ´ ▽ ` )
「いつのまにかこうなっちゃった」人間味を感じる銭湯さん
夕方に入って出たら外が暗くなってました。夏に比べて日が短くなってきましたね。
「大黒湯」さんの良さ、普通にお風呂やさんをやってた結果、「やってたらいつの間にかこうなっちゃった」というか、いい意味で独特な雰囲気があるんですよね。ねらってやれる空気感じゃないんですよ。それって運営されている人の人間味だし、そういうゆるさがふっと余裕をもたらしてくれてよいなぁと。だからこそ、スターのみならずたくさんの常連さん、ファンがいるんだろうなぁと思わされました。
みなさまも機会がありましたら足を運んでくださいね。
ぜひとも( ´ ▽ `)
銭湯概要
住所:東京都渋谷区西原3-24-5
営業時間:15時〜25時
日曜は12時から営業
定休日:第1、3水曜
料金:
大人:460円(東京都公衆浴場料金)※2019年10月より10円値上げ
備考:サウナ等別料金
【過去記事】近隣のおすすめ銭湯さん( ´ ▽ ` )