【銭湯】「燕湯」(台東区・御徒町)建築・岩壁が登録有形文化財。地域の歴史を刻むあつ湯!
どうもこんにちは、ヤン・クリヤマ(@kuriyama1youth)です。
国の登録文化財として知っていたものの、実際に行ってみるとやっぱたたずまいにおおうと唸らされました。
とゆわけで今回は2019/12/27入店「燕湯」(台東区・御徒町)さん入湯の感想をご紹介させていただきます!
CONTENTS
- まずは景観に圧倒されてみよう「燕湯」さん
- 脱衣所の折り上げ格子天井も必見 歴史ある早朝湯
- あつ湯とかけ湯で交互浴・ユニークなペンキ絵と岩壁に目をみはる
- 早朝は湯温50℃も?! 湯上りほのぼのとできます
- 銭湯概要
- 【過去記事】近隣の銭湯さん( ´ ▽ ` )
まずは景観に圧倒されてみよう「燕湯」さん
建物全体と浴室にある岩山が国の登録有形文化財に登録されておられる燕湯さんはJR山手線「御徒町」駅下車、徒歩4分。秋葉原や末広町からも歩いて行けるいい感じの立地です。
歴史ある店構えもさることながら、おそらくはジャパニメーションが好きな外国人観光客も訪れることが多いのか、注意書きなどが一部外国語での記載もありました。
事実、自分がお風呂あがりで店を出たら欧米系の女性が数名ほどお店の前で景観に圧倒されているのを見ましたから、ひとつの「美」として建築が捉えられているのは間違いないでしょう。
脱衣所の折り上げ格子天井も必見 歴史ある早朝湯
入り口には銭湯芸術家のウエハラヨシハルさん作の「わ」板あり。店内へと暖簾をくぐると、赤い花が印象的な活け花が中心にありました。入り口が男女別の番台式となっております。下足箱はananと松竹錠と2種類。
脱衣所内の折り上げ格子天井も高く、よく掃除されていて綺麗でした。
壁側のロッカーは横型で100円式。壁ロッカーの上には常連さんグッズが満載。歴史ある銭湯ということもあってか、お店側と常連さんの信頼関係が伺えます。
そもそも燕湯さんはかつて秋葉原に存在した「ヤッチャバ」と呼ばれる野菜市場やターミナル駅である上野駅まで出てきた行商など、一日中はたらく人たちのニーズに応えて早朝営業をはじめたという背景があるそうです。顧客を向いて経営しているという姿勢に頭が下がります。
島カランは鍵式、燕湯のマナーが書かれております。
おそらく新宿二丁目にある、落語・講談会をやられている道楽亭の予定表が置かれておりまして、そういうご縁もあるところなのかもしれません。
なによりも記憶に残るのは浴場との境目にある富士山と龍がモチーフの絵画なのではないでしょうか。
あつ湯とかけ湯で交互浴・ユニークなペンキ絵と岩壁に目をみはる
そして浴場に足を踏み入れると、こちらもユニークなペンキ絵。富士山は脱衣所と同様ですが、そこに居るのは天女です。水色の雲抜き天井が高く、目測で15m以上あるように思えました。
洗い場はフラットで使い勝手がよい感じ。無料シャンプーボディーソープのみならずシェービングクリームもあり。
お風呂は深風呂と素と気泡が出るお風呂の2種類ですが、いずれも46℃のあつ湯なので少しずつ入ったほうが体への負担がかからずよかだと思います。立ちシャワーがないので洗面器で水を浴びながらの交互浴が捗るやりかたがおすすめ。前述の登録有形文化財の岩壁を見ながらサッとあたたまりするのがよかだとおもいます。
早朝は湯温50℃も?! 湯上りほのぼのとできます
お風呂あがり。牛乳などドリンク棚の上に液晶テレビがあり、自分が行ったときは年末ということもあり2019年を統括した歌番組が流れていました。脱衣所はもちろんスマホだめですので、情報過多になりがちなSNSから離れて燕湯さんの風情に身を委ねるのも良いかと。トイレも掃除が行き届いていてキレイでした。
なお湯温について、早朝の常連さんはあつ湯が好きらしく、一時的に48〜50℃まで上げるそうですが、時間が経つにつれて46℃台まで下がり、それをキープしておられるそうです。めっちゃくちゃにアツいお湯につかりたい! という方は開店の6時に行くのもよいかもですね。
燕湯さん、よかとこでした。
ぜひとも( ´ ▽ ` )
銭湯概要
住所:東京都台東区上野3-14-5
営業時間:6時〜20時
料金:大人:470円(東京都公衆浴場組合料金)
備考:
【過去記事】近隣の銭湯さん( ´ ▽ ` )