打てば響く

ドラム・パーカッションを主に演奏する書き手の小説や洋楽英詞和訳など執筆活動記録。また音楽活動とそれらを継続させるための健康活動を記録しています。

【個人練】【リズム研究】テン年代邦楽グルーヴ・フレーズ再考🤔【Japanese 2010s groove vol.1 🥁】

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どうもこんにちは、クリヤマ(@kuriyama1youth)です。「クリヤン」というあだ名が最近ふえました。

 

「カラヤン」みたいでわりかし気に入ってます……!

 

さて、久しぶりにごく個人的な感覚である「リズム研究系」カテゴリが書けるよろこびに打ち震えています。

 

とゆうわけで強調させてください。

 

そもそも銭湯のこととかばかり書いてるのは体のケアのためですんで!

 

人間トシとると何をするにも続けるのも健康第一になるんですよマジで!

 

 

(いや、銭湯だいすきですけど♨️😂)

 

 

さて、本題。正直、フレーズの派手さに置いては過去記事の「ゼロ年代」「90年代」の方が勝ります。 

 

現在は2019年4月ですし、まだ半年以上ありますが、現時点での私個人の捉え方、として寛大に読み進めていただければ幸いです。

 

kuriyama1youth.hatenablog.com

 

 

CONTENTS

I play japanese 2010s groove vol.1

サカナクション(Sakanaction)『新宝島』(Shin-TAKARAJIMA)[2015](Alternative Rock, Techno)

 

ゲスの極み乙女。(Gesu no Kiwami Otome)『両成敗でいいじゃない』(ryouseibai de iijanai)[2016](mixture,Progressive rock).

Suchmos『STAY TUNE』[2016].(Acid Jazz,funk)

 

以上、今回の考察について4つの動画を用意しました。

いずれも近年いわゆる「売れた」曲ばかりです。

 

そして今回あげたどれもが、4つ打ちのバスドラ(キック)を主体としたビートとなっています。

 

この背景には楽曲の制作において、複数人によるバンドによるものではなく、個人で作曲・完成までが可能なDTMの発達・普及に拠るところが大きいと思います。

 

そして、リスナーの耳からすると、4分の4拍子における「ビート」において、「躍らせる」「ノリを出す」って面ではキック4つ打ちは非常に強い。「ビート」における一側面では、「ロック」は「テクノ」に大敗北している。 

私見ですが、多くの方がそう感じていると思います。

 

筆者の経験としてですが、私自身におけるDTM上で技術力不足を差し引いたとしても、ロックのエイトビートを再現しようとすると、平坦になり、グルーヴを出すのは難しいです。納得いくレベルにいくまで、が時間がかかる、ともいいますか……。相応の時間が必要になります。

 

それならば実際に叩いた方が、となりますが、それはバンドマンの発想です。むしろDTMerにとってはデスクトップ上で完結できるぶん、「4つ打ち」を選択するのは無難でしょう。しかも、「曲構成」や「コード進行」など1曲のうちに考える要因はたくさんあります。「ビート」について早急に決め打ち、違う部分に時間を割く、というのは往々にしてあるでしょう。

 

無論、私自身ロック音楽が好きですし、「メロディ」「ビート」そしてそれらを統合する「ハーモニー」の3要素でポップミュージックが構成されると仮定するならば、大勝利している楽曲もあります。

何事も、絶対はありません。ただ傾向として、ドラマーとしての一個人としてそう捉えているのも、事実です。

 

むしろこれは、「ドラムセット」という楽器について、再考し、見直して、再構築していくための時代の流れになっているのかもしれません。

そもそも「ドラムセット」はスネアドラム、シンバル、大太鼓……。数々の個性を持った楽器の寄せ集めです。

その概念のスクラップ・アンド・ビルドの状態にあると思います。

 

打楽器の特質でもある演奏上の高揚感から、またコージー・パウエル(RAINBOWなど)やイアン・ペイス(DEEP PURPLEなど)などのハードロック勢、ミッチ・ミッチェル(ジミヘンドリクス・エクスペリエンス)やキース・ムーン(THE WHO)といったロック勢などを聴いて衝撃を受けた体験から、「手数が多い=カッコいい」となっているリスナーや、そもそもドラマーも多いと思います。

 

しかし、近年になるにつれて価値観は変わってきている。

少なくとも「カッコいい」の概念が広がりをみせている。

視点を変えれば、より「踊らせる」「歌を聴かせる」という方向に突き進んでいるように思えます。

 

奇しくもじぶんは打楽器好きなので、そうした時代の変化について、どう考えていくべきか? という問いかけをしている今日この頃です。

こちらも今後、追って記事にしたいと考えています。

 

 

#japanese2010sgroove vol.1 🥁

I played famous pop song drum intro and basic beat in Japan 's 2010' s.

I am doing it for my own instrument practice recording.

I am happy if people other than Japanese can enjoy it together.

 

次回は(そもそも自分が好きな)テクノ・エレクトロニカ・ヒップホップ・MPBに目を向け、リズム・ビートについて考えていこうと思います。

この一連の記事作成が自分のプレイに生きれば、プレイヤーとしてこんな幸せなことはありません。

 

よろしかったら随時告知していきますので、ライブへのご来場もお待ちしております、よろしくおねがいしまーす!

 

kuriyama1youth.hatenablog.com

  

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今回の「4つ打ち」傾向にあることは「ゼロ年代」記事の「チャットモンチー『シャングリラ』」でも触れています。

ご興味がおありでしたら、ぜひお読みください!