【銭湯】露天風呂から世田谷線の車両が通りすぎてく音がきこえる。鶴の湯(東京・豪徳寺)
豪徳寺駅の改札を抜けて左手方面に歩いて数分間。
豪徳寺商店街沿いは、同所が〝招き猫〟の発祥地というところもあってか、猫の意匠がよく見受けられます。
かわええなぁとそれらを眺めていくうちに、右手に看板が見えるのが今回ご紹介する「鶴の湯」さんです。
軟水使用で肌に優しく、利用客も優しげな雰囲気
2018.12.24、21時ごろ@鶴の湯(豪徳寺)。
2018年のクリスマスイブは祝日で、夜中に出向いたところ、国士舘大学や駒沢高等学校が近いからなのか、部活帰りの学生さんたちが多く見受けられました。
筆者は根っからの文系の生活を送っていた人間ですので、運動後にこうして風呂に浸かり、ポカリやデカビタを飲み合うという経験はほとんどなく、そういう関係性もあるのだな、あるよなぁとほのぼのしました。
お肌に優しい軟水を使用しているためか女性客も多く、家族づれも見受けられました。
地域に愛されている銭湯さん、という印象が強い施設です。
超強力ながらも心身に心地よいジェットバスがさいこう!
シャンプー&ボディーソープは備え付けなので手ぶらでもオーケー。
携帯するお風呂セットも持参するとより快適かもしれません(タオル、化粧水、乳液、歯ブラシ等々)。
浴室に入って全景を見渡すと、まず目に入るのが、ここでも見受けられる職人・中島盛夫氏の富士山のペンキ絵。
壮大かつ威圧感がなく、むしろ空間を広々と感じさせてくれるような絵で、氏の仕事にたいへん好感を持っております。
浴室内の清潔感は特筆すべきところがあります。
お風呂は立ちシャワーあり。ミクロバイブラと座風呂も水準以上の心地よさなのですが、なんといってもここの売りはスーパージェットバス。
都内有数なほどものすごい勢いなのですが痛いほどではなく、むしろマッサージ効果も期待できるためかリラックス具合いが良い感じです。
水風呂は井戸水かけ流しでひんやり。
ジェットバスとの相互作用で交互浴も捗ります( ´ ▽ ` )
露天風呂で路面電車の音を聴き、冬の空気を噛みしめる
鶴の湯は1949年に宮造り建築にて建てられ、2012年にリニューアル。
歴史のある銭湯さんですが、一見それを感じさせません。
冒頭で記述したように学生さんたちもあふれ、老若男女が楽しんでいるようにみえます。
浴室から露天風呂へ向かうと、冬の冷たい空気が肌を刺します。
けして急がずに歩いて浴槽に入り、ぬくまりながらぼうっとする。
体があったまってきてからふと上をみやると、乾燥しているためか都内なのに夜空に星が見えます。
流れる湯の音と、少し遠くに聴こえる路面電車の音。
東急世田谷線の山下駅が鶴の湯の近くにあり、発停車する音が風情を感じて良い、とする利用者さんも多いとのことです。
鶴の湯スタンプ&施設概要
スタンプは富士山に向かって飛ぶ鶴の姿が。
先日の天狗湯さんといい、世田谷区内の銭湯さんはぞうがトレードマークなんですかね?🤔
今回もいいお湯さんでした〜!
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住所:東京都世田谷区豪徳寺1丁目23−20
営業時間:15時〜24時
定休日:水曜、第2火曜日(第2週は火〜水連休)
料金:
入浴料 460円
備考:ジェットバスが都内有数なほどものすごいΣ(・□・;)そして良い塩梅( ´ ▽ ` )
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