打てば響く

ドラム・パーカッションを主に演奏する書き手の小説や洋楽英詞和訳など執筆活動記録。また音楽活動とそれらを継続させるための健康活動を記録しています。

【銭湯・サウナ】「杉並湯」(杉並区・新高円寺)オールドスクールな見た目とは裏腹にハードコアに整う!

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クリヤマです、どうもこんにちは。さいきんできた夢は「『銭湯大好きおにいさん a.k.a. SDO』としてタモリ倶楽部に出たい」です。よろしくおねがいします。

 

この日は予定がカツカツだったのですが、生来の冷え性で凍えてしまい、ぬくまりたい……! と、銭湯ゾンビと成り果てた自分はこちらに伺いました。

2019/3/26夜入店@杉並湯(新高円寺)。

 


CONTENTS

 

風格あり、地元利用者多し。ハートフルかな、と思いきや……。

 

東京メトロ丸ノ内線「新高円寺」駅下車、徒歩3分に立地する、区の名前を冠した「杉並湯」さんは、隠れ家のように住宅地にひっそりと立地する銭湯さんです。

 

この日は所用があったため、短時間での入浴が余儀なくされたため、サウナは断念。

 

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古建築ならではの趣を残し、特に傘立てが渋いデザイン。 

 

ロッカーの鍵は受付で貸し出し、指定されたものを使う方式です。 

ミニタオルはレンタル無料でした。

 

受付を済ませて男湯の暖簾をくぐると、ちょうど目線に「ご自由にどうぞ」と書かれた「銭湯の入り方」プリント2枚の冊子が壁に数部配置されています。

その心遣いがうれしい。じぶんも1部いただきました。

 

下記、一部抜粋します。

 

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初めて杉並湯へご来店の皆様へ

 

本日は杉並湯にお越し頂きましてありがとうございました。

銭湯は日本独特の入浴法です。

家風呂の普及で一時は忘れかけられましたが、アスリートや健康・美容関係者を中心に、今またその価値が見直されています。(中略)。入浴法を安全によりよく体感して頂くために、初めに3つの入浴のコツをご紹介いたします。お試しいただければと思います。

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本文について気になったかたは実際に杉並湯さんでもらってみてください。

浴槽の入り方について詳しく注意書きがなされています。

 

ヒートショックや血圧急上昇の問題など、入浴は正しく入れば健康を促進しますが、体に負荷をかけてしまう場合もあります。

 

プロの方が持つ入浴への考え方に、改めて勉強させていただきました。

入浴方法については改めて自分も研究し、記事にしたいと思います。

 

きちんと書かれていた文章で、お客さまをきちんと考えられているからこそのお仕事だなぁと感心してしまいました。

 

しかし、この感動は熾烈な湯体験の序曲でしかなかったのです……。

 

水風呂はないが全方位シャワーは代替として十二分。体験すべし

 

浴室に入ると、まず年季の入った富士山絵が見えます。

中島盛夫絵師作のペンキ絵の下部には湖に浮かぶヨットが何艘も描かれており、絵を離れた水色のタイルにもヨットの意匠がたくさん。きっと海を模しているのかもしれません。

 

ペンキ絵とタイルのヨット絵の相乗効果で、ちょっと涼しげな印象を見る者に与えるのだろうなぁと。

カランの蛇口はそれぞれ種類が異なっており、チャーミングさすら感じます。

 

体を洗う前に立ちシャワーへ。

大人1人が入れば十分かな? ってくらいのシャワーブースにカーテンが付帯しています。思えばそこで不思議に思うべきだったのです……。

 

目線にタオルや小物類を置くスペースがあるのがありがたい。

目の前の蛇口をひねると、すぐに温水が勢いよく浴びせかかってきます。

少し強めかな? くらいでしたが、頭から下がって腰まで洗い流したところで、その位置らへんにも蛇口があるのを発見。

 

なんだろ、とひねってみると斜め上下45°くらいの角度から一斉に温水がまた射出されたわけで。

 

それはさながら全方位シャワー。

上から下から、水圧はもちろん強くて。

溺れてしまいそうなほどだったわけで。

「??!!熱うッ?! ウワァ!!?」

って声を出してしまったわけで。

 

周りにいたかた、もしびっくりさせていましたらすいません……。 

 

しかしながら、実は杉並湯さんに行く前は「水風呂がないのがネックかな?」と交互浴好きとしては考えておりまして、この全身シャワーは冷水にすれば水風呂代わりにもなります。

慣れてくると気持ちよくなってきますので、ぜひおためしあれ。

  

湯船はわりかしハードコア?! 湯冷めしにくくすぐ温まる!

 

天然地下水を使用しており、お肌にやさしく湯冷めしにくいお湯だそうです。

デフォルトの湯温は、じぶんが行った時ですが、44℃とかなり熱めでした。

小杉湯さんのあつ湯の設定が44℃だと考えていただければ、どれほどかは理解していただけるかとおもいます(バイブラがよく効いているので体感は45℃くらいですが)。

 

kuriyama1youth.hatenablog.com

 

杉並湯さんの浴槽は大きめの浴槽に寝風呂とジェット風呂、深風呂と3種類あり、小さめですが水深約1mという深風呂はジャグジーのように泡がたくさん。

 

水圧が全身にしっかりと刺激するため血行促進に有効で、むくみや冷え性の解消になるとのこと。

 

前述の四方八方からの冷水立ちシャワーも活用しての擬似交互浴にて、熱が浸透しにくいのが悩みの自分の体もすぐにあからみがみられました。血行の循環を視覚的に把握するのも、入浴上だいじなことです。

 

「なんで湯船が赤く光っているんだろう……?」と、寝風呂に対して疑問も抱きましたが😂 短時間で温まりました〜!

 

今回はサウナ利用できませんでしたが、サウナ室のすぐそばに1人がけの休憩用ベンチもありましたので、腰の弱いご年配の方にもオススメできるサウナなのではないかなとおもいます。

 

自己最短記録「湯船のみ15分で整い」 つ よ い (確信) 

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次の予定が詰まっていたため、入浴時間15分弱、湯船につかったのは正味10分ほどでしたでしょうか。それでも整ったという、底力を感じる銭湯さんでした。

 

夕飯前ごろの時間帯だったのですが、常連っぽい年配層のお客さまでいっぱいだったのが印象的です。

 

おそらく、地元民にとっては、お子様づれで来られる気軽な銭湯さんとして認知されているでしょう。

 

と、なると、杉並湯さんの湯温を標準として人生を積み上げた御仁もいるかもしれない、というわけで……。

 

杉並湯さんをスタンダードとした場合、ほかの銭湯さんの湯はぬるい! ってなるのかなぁと……。

 

改めて「普通ってなんだろう」「自分は偏ってはいやしないか?」と〝中庸〟について思いを巡らせた次第です。

 

生活に根ざした行為イコール習慣ですし、マザーテレサ論法でいうと、習慣は性格になり、そして運命になるわけで……。広く温かい空間は様々な物事を考えさせられますね。

 

杉並湯さん、熱め風呂で俺は好きな銭湯さんです。

ご説明書きのとおり、ゆっくりとおはいりいただければ、今回の俺のように短時間で整えられるよいお風呂やさんだとおもいます。

俺と同じ熱めお湯好きならぜひとも〜( ´ ▽ ` )

 

銭湯概要

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住所:東京都杉並区梅里1-13-7
営業時間:15時45分〜24時
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日休み)
料金:公衆浴場料金

大人 / 12 才以上         460円

中人 / 6才以上12才未満(小学生) 180円

小人 / 6才未満(未就学児)     80円

サウナ利用の場合プラス200円

備考:ミニタオルは無料レンタル可

 

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