【銭湯】タイル絵が必見! 素朴かつ粋に街の歴史を刻み続ける老舗銭湯 銀座湯(東京・銀座)
今回はザギンでございます。
ファビュラスかつラグジュアリーな街並みですね。
荒くれ者のじぶんとしては居心地の悪さを若干感じつつも、銀座駅から大通りをコソコソと北へ歩き続けます。
銀座通りの北、最寄りは銀座線宝町駅。東京駅からだと一番近い銭湯さんだそうです。
京橋ジャンクションに続く高速道路を屋根にした場所に目的地を発見。
2019/3/12@銀座湯(21時ごろ)。
CONTENTS
銀座地区2つある銭湯のうちのひとつ、銀座湯さん。
下駄箱は透明で、靴を間違えないように工夫がされています。
ランナーのための荷物の一時預かりもしており、ビジネス街ですし、脳を活発化させるためにランを活動的にされている利用者さんも多いのかなと。
少し複雑な建物の作りとなっており、1階は女湯、2階が男湯となっているそう。旧番台の受付で、脱衣所のロッカーの鍵をお渡しいただくスタイルです。
階段を上がり男湯へ。
ロッカーの上にはうちわがたくさん置いてあり、特段注意書きはないのですが、風呂上がりにここでパタパタ扇いだらええよ、と言われているような優しさを感じます。
手洗い場は飲料水という表記あり。銭湯利用における水分不足を補うためにも蛇口をひねり、喉を潤してから入湯です。
シンプルな浴室施設は解放感あり
浴槽は深めの湯船とジャグジーバイブラの2種類と、現代の感覚するとシンプルな内容です。
湯温は自分が行ったときは40度から42度と熱めに設定されていました。
無料シャンプーボディーソープがあるため、タオルのみ持参で利用できます。ランナーの利用者を促しているのも納得です。オシャレに透明なオレンジと緑色の容器でした。
ご年配者のためか、浴槽へ入るためのバリアフリーの対応もされています。
のぼせてしまった人のための椅子も。
強く主張はせずとも、痒いところに手が届く導線がなされているのだなぁと感心しました。
必見のタイル絵は心奪われる出来栄え
筆者の性質ですが、見事な絵画をみると、「この作者はどのような生きかたをしてきたのだろう」と考えこんでしまうときがあります。
銀座湯さんのタイル絵もそのひとつでした。
男湯の壁面は銀座4丁目交差点。
女湯は隅田川花火が描写されているそうです。
この2枚はサイトから得たお写真なのであまり伝わらないかもしれませんが、
作者のかたを知りたい、と思わされるほど一心に見入ってしまうほど綺麗でした。
「東京の東側の匂い」を感じさせる、人がここに住んでいる、という実感を持たせてくれる絵。
ああ銀座ってビジネス街ってだけじゃなくて「誰か」の生活の場なんだな、としみじみ思わせてくれるような。
お近くに来られた際は浴槽に座り、足を湯に浸からせて、ぜひこれらタイル絵を眺めてみてください。いい塩梅にぼうっとできます。
施設概要
銀座湯さんにはサウナも水風呂もありません。
したがって交互浴における『整い』は期待していませんでしたが、必要なもの以外は置かないという潔さ、カッコよさがありました。
その心意気が施設全体に感じる爽やかな清潔感につながっているのかもしれません。
恵比寿の改良湯とはまた異なる「粋な都会」を感じました。
改良湯も素晴らしいのでよろしかったらこちらの記事もどうぞ!
銀座には何度も足を運んでいますが、今回が一番「銀座」という街を実感した時間だったかもしれません。とてもいいところでした。
また行きまーす!
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住所:東京都中央区銀座1-12-2
営業時間:15時〜23時
定休日:日曜・祝日
料金: 入浴料 460円
最寄駅:都営地下鉄浅草線「宝町」A4番出口から徒歩2分
東京メトロ銀座線「京橋」1番出口から徒歩3分
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」10番出口から徒歩4分
備考:銀座地区に残存する銭湯2つのうちの1つ。水風呂はなし。
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